現状の問題点は?
過去の災害教訓から、行政ではなく地域住民が主体となる「避難所の開設・運営」は重要ですが現状多くの課題もあり新たな組織構築が必要だと考えています。
特に混乱を招くペットを連れた避難者の受け入れ(受付時・管理)での問題多く、手つかずが現状でありペット同行避難時の受付・管理に「明確な指示が出せる人材」が必要とされています。
発災直後の混乱期にペットを連れての避難方法は大きく3つ ⇒ 自宅 ・避難所 ・車中泊
現状での避難所ペット受け入れの基本は同行避難とよばれ、避難所の敷地内に飼い主と離れペットだけを保管する場所が指定(屋根がない場所ならテント)されており、その管理は飼い主がするという内容です。(すべての指定避難所がペットを受け入れるわけではない)

なぜ避難所に管理リーダーが必要なのか?
避難所運営においては公平性を基にした場所の配置・物品の管理・配分が重要になります。
担当者が異なると対応内容が異なるということを避けるには、平時に対応内容を統一し講義や訓練において管理者となる方達が共通認識として身に着け行動できるかが管理運営の鍵となります。
特に発災時の受付業務においては、多様な感性・考え方を持つ飼い主やペットに対して明確な指示や規則を理解したうえで従っていただくには急ごしらえのリーダーには荷も重く問題が多発しているのが現状です。
人間の避難所開設・運営は地域の自主防災組織が中心となり、何回となく訓練を積んで共通認識を持ち対応できるような人材育成をしています、ペット避難所の管理もその考えを基に対応できる人材を育成すべきと考えています。
訓練を受けた「ペット避難所管理リーダー」がおり、人とペットの受付・管理場所を明確に分けることで、アレルギーなどを持つ方々がいる人間の避難所受け入れ・運営もスムースに運ぶことができます。
「ペット避難所管理リーダー」の存在は避難所内で起こる問題により、飼い主さんがペットと避難所から出ていかなくてはならないようなことを未然に防ぎ包括的に避難所環境を上げる力になると考えています。

資格取得するには?
「ペットの避難所運営管理リーダー」育成プログラムの3段階を最短1年で取得
: 3級取得には自地区の合同防災訓練などで人間の避難所入所訓練・保健所座学体験が必須
: 2級取得にはテキストとパワポ員とを使用し、避難所運営に必要なペット同行避難者への対応事例を用いて受け入れに関する対応基準設定を学び、G-ワークにて自ら考え意見交換会を経て新たな気づきをテキストに反映し各地域のオリジナルテキストを作成することができる。
災害時のペットの体調管理の基本として栄養学も学び運営管理に役立てる。
:1級取得には獣医師による災害時のケガの応急対応とトリアージ基準の確認、病院との連携方法の確認、他の必要機関との連携を学ぶ
獣医師による講義内容はテキストに反映し皆さんに学んでいただきます。

資格取得で重要なのは人間の避難所運営とペット避難所運営との連帯を促し、避難所環境を心身共に整えていくことの重要性を学び、各々の指定避難所の状態に則した対応を考え、誰も取り残されない「人とペットの共生の視点を持つ知識の習得」と考えています。
発災時のあらゆる避難者の身体と心を守る一つの方法として、ペットの存在と飼い主の立ち位置を明確にし不要な不安を持つことのない安心できる避難場所としてPSAAオリジナルテキストを使用した「ペット避難所管理リーダー」を育成し資格取得者と共に学びを深め同時にこの内容の周知活動も行っていきたいと考えています。

「PSAA」とは ペット・シェルターアドミニストレーター・アソシエーション
「茅ヶ崎PSAA」は多種多様な方面からの知識と被災経験をもつ方々が任意で集まりテキスト作成に携わっており、地域の防災訓練企画実施経験から認識出来た問題点を「地域住民主体のローカルナレッジ」をいかした住民目線で避難所開設時の混乱と運営をスムースかつ安心安全に実施するためのPSAAでありまた地域住民の参画を異なる方向から促すもので「ペット避難所管理リーダー」育成テキストは他の地域での避難所名や危険を変更することで、あらゆる地域で使用することができるテキストとパワーポイントになっております。          
ご相談をいただければその地域に即したテキスト内容変更は手伝わせていただきます、ご要望者にはテキストは無料配布させていただきます。
災害は決断の連続です、考えながら学ぶことの大切さを今後も皆様と共有していきたいと考えています。

茅ヶ崎ペットシェルター・アドミニストレーター・アソシエーション(PSAA)の目的
過去の災害からの教訓をいかし「人とペットが共存出来る避難所」の整備に必要な人材を育てるため、地域の住民の中から居住地域の特有の災害を学び、ペットとの同行・同伴避難の選択基準になるために必要な知識を共通認識として持つ人材を育て避難所の開設・運営をスムースかつ安全安心に行えるよう主体である地域住民の目線を基本に作成実施するものです。

茅ヶ崎PSAAの発足経緯
過去の災害から行政支援をただ待つのではなく二次災害防止のためにも「避難所の開設・運営」は重要ですが現状は課題もあり新たな訓練が必要です。
特に混乱を招く受付時のペット問題は手つかずの現状でありペット同行避難時の受付・管理に明確な指示が出せる人材育成が必要と考えました。
「茅ヶ崎PSAA」は多種多様な知識と被災経験をもつ方々が任意で集まりテキスト作成に携わっており、地域の防災訓練経験から認識出来た問題点を地域住民主体の「ローカルナレッジ」をいかした住民目線で避難所開設時の混乱と運営をスムースかつ安心安全に実施するための地域住民へ向けた「ペット避難所管理リーダー」育成テキストになります。

「ペット避難所管理リーダー」育成方法
「ペットの避難所運営管理リーダー」育成プログラムの3段階を1年で取得
: 3級取得には海岸地区の合同防災訓練で避難所入所訓練・保健所座学体験が必須
: 2級取得には避難所運営に必要なペット同伴避難者への対応事例を用いて受け入れに関する対応基準の設定をG-ワークにて自ら考え意見交換会を経てテキストに反映し作成する災害時のペットの体調管理の基本として栄養学を学び運営管理に役立てる
:1級取得には獣医師による災害時のケガの応急対応とトリアージ基準の確認、病院との連携方法の確認、他の必要機関との連携を学ぶ

重要なのは人の避難所運営とペット避難所運営との連帯であり、各指定避難所の状態に則した対応を考え、誰も取り残されない「人とペットの共生の視点を持つ知識の習得」と考えております。
発災時のあらゆる避難者の身体と心を守る一つの方法として、ペットの存在と同伴者の立ち位置を明確にしてPSAAオリジナルテキストを使用したペット避難所管理リーダー育成が役だつと認識されるよう資格取得者と共に学びを深め同時に周知活動も行っていきます。

茅ヶ崎ペットシェルター・アドミニストレーター・アソシエーション                                         2025年1月11日