タウンニュースに掲載されました

【防災特別号】茅ヶ崎市海岸地区
人とペットが共存する避難所に
まちぢから協議会がリーダー養成

茅ヶ崎市の海岸地区では、まちぢから協議会防災部会が中心となって「ペット避難所管理リーダー」の育成を進めている。災害が発生した際、避難所で人とペットが共存できる仕組みを作ることが狙いだ。

取り組みの中心となっているのは同協議会の副会長で、防災部会の会長を務める山田秀砂さん。自らも愛犬家という山田さんはある時、地区内で約1600頭のペットが飼育されていることを知った。「数はもちろん大型犬の割合も高く、地区独自の課題だと感じた。災害が発生して大勢の人が避難所にペットを連れてきたら、大きな混乱が生じてしまう」

そこで考えたのが、人とペットが共存できる共通認識と知識を持ち、避難所を運営管理ができるリーダーを育成することだった。

昨年秋に行われた海岸地区の合同防災訓練で、「3級講座」を実施し38人が参加。受講者による避難所入所体験と保健所の講義も行われた。また、茅ヶ崎市保健所や市防災対策課の協力も得ながら、テキストの作成を始めた。