(目次)
茅ヶ崎市の災害・茅ヶ崎市の防災マップ
地震災害
・地震災害の被害想定
・津波による被害想定
・同時多発火災による被害想定
・茅ヶ崎市の同時多発火災について
・茅ヶ崎市の火災シミュレーション例
風水害
・風水害の被害想定
・相模川の洪水被害想定
・小出川・千ノ川の洪水被害想定
茅ヶ崎市の自然的条件・社会的条件
・茅ヶ崎市の自然的条件
・茅ヶ崎市の社会的条件
茅ヶ崎市の災害
茅ヶ崎市で暮らす私たちは、どのような災害に備えねばならないのでしょうか。
それは、特に「地震による津波、同時多発火災」と「風水害」です。
茅ヶ崎市は「茅ヶ崎市地域防災計画」を制定しています。令和2年2月にも改訂されました。
それは2部構成3つのセクションに分かれています。
・地震災害対策計画 (津波・同時多発火災・液状化・土砂災害)
・風水害対策計画 (洪水・土砂災害)
・特殊災害対策計画 (火山災害・道路災害・大規模火災・竜巻等突風災害など)
この構成を見ても、 「地震による津波、同時多発火災」と「風水害」 が、茅ヶ崎市民にとって、備えるべき災害であることがおわかりかと思います。
茅ヶ崎市は、南に太平洋、西に一級河川である相模川に接している一方、北部にはなだらかな丘陵が広がっています。
また、市街地は県内最大規模の木造家屋が密集するクラスター (延焼運命共同体) が存在し、大規模火災に発展する危険性が高い都市構造となっています。
すなわち、茅ヶ崎市のそれぞれの地区により、起こりうる災害で想定される被害の状況が異なります。
・「地震」による「津波・河川津波」「同時多発火災」「液状化」「土砂災害」
・「風水害」による「洪水」「土砂災害」
そこで、日頃から、お住まいの地域にどのような災害リスクがあるかを理解し、災害が起きたときに自分や家族の命をどのように守るかという計画を立てておかなければなりません。
「自助」「共助」「公助」とは
災害による被害をできるだけ少なく (減災) するためには、「自助」「共助」「公助」の連携が不可欠です。
その中で最も基本となるのは、「自助」。まずやるべきことは、「自分の身を自分で守る」ことです。自分が助からないと家族や近くで助けを求めている人も助けられません。
「一番大切なのは、一人ひとりが災害をイメージすること。」
茅ヶ崎市における災害の「被害想定」をあらかじめ知っておくことは、非常に重要です。
私たち「マザーアース 茅ヶ崎」は、茅ヶ崎市民がこれらの災害に際し、自分や家族の命を守るために役立つ情報を、わかりやすくまとめて発信することを目的に、このホームページを運営しています。
茅ヶ崎市の防災マップ
茅ヶ崎市のホームページの「防災マップ」というページに 防災関係の情報がまとまっています。
以下の画面をクリックすると、「防災マップ」のページにジャンプします。ぜひ、一度ご覧になって、お住まいの地域の防災状況を把握しましょう。
この「マザーアース 茅ヶ崎」のホームページは、 2020年7月時点の「茅ヶ崎市ホームページ 防災情報」や 「防災マップ」 、神奈川県、鎌倉市等の自治体の防災情報、公的な機関の資料の情報を、わかりやすく編集してご紹介しています。
このページを活用される場合は、元の情報が更新されている可能性がありますので、必ず元の情報をご参照ください。
地震災害
地震災害の被害想定
津波による被害想定
神奈川県作成の津波災害に関する動画をご紹介します。
災害を自分事として捉えることが大事です。
鎌倉市作成の津波シミュレーションをご紹介します。
茅ヶ崎市提供の「茅ヶ崎市津波ハザードマップ」で、茅ヶ崎市の津波の被害想定が確認できます。
海岸部や河岸部の緑や紺の色付けは、浸水想定区域を示しています。
詳しくは、「茅ヶ崎市津波ハザードマップ」をご覧ください。
茅ヶ崎市提供の「まっぷdeちがさき」で、各地区の津波の被害想定が確認できます。
海岸部の緑や紺の色付けは、浸水想定区域 (慶長型地震) を示しています。
黄色は海抜高10m以上、茶色は20m以上をあらわしています。
詳しくは、「まっぷdeちがさき」をご覧ください。
各地区により、想定される被害の状況が異なります。「13地区の防災マップ」ページをご覧ください。
同時多発火災による被害想定
東京都提供の首都圏の同時多発火災のシミュレーションをご紹介します。
茅ヶ崎市の同時多発火災について
震災時、茅ヶ崎市は火災が怖いって知っていますか。
大地震が起きたら、市街地は大規模火災に。
茅ヶ崎市のクラスター (延焼運命共同体) は県内最大規模です。
茅ヶ崎市提供の「茅ヶ崎市ホームページの防災広報・地震火災特集情報」で、茅ヶ崎市の同時多発火災の被害想定が確認できます。
茅ヶ崎市のクラスター (延焼運命共同体) が、以下の分布図で色付けされたエリアとして示されています。
詳しくは「茅ヶ崎市ホームページの防災広報・地震火災特集情報」をご覧ください。
茅ヶ崎市が発行した、パンフレットはこちら。
各地区により、想定される被害の状況が異なります。各地区の状況は、「13地区の防災マップ」ページをご覧ください。
茅ヶ崎市の火災シミュレーション例
茅ヶ崎市の火災シミュレーション例を示します。北西9mの風、10分毎の動きを示しています。
愛媛大学防災情報研究センターの火災シミュレーターを使用しています。詳しくはこちらをご覧ください。
風水害
風水害の被害想定
相模川の洪水被害想定
茅ヶ崎市提供の「洪水(想定最大規模降雨 相模川版)・土砂災害ハザードマップ」で、相模川洪水時の被害想定が確認できます。
黄色や緑の色付けは、浸水深を示しています。
詳しくは「洪水(想定最大規模降雨 相模川版)・土砂災害ハザードマップ」をご覧ください。
各地区により、想定される被害の状況が異なります。「13地区の防災マップ」ページをご覧ください。
小出川、千ノ川の洪水被害想定
さらに、茅ヶ崎市提供の「茅ヶ崎市洪水ハザードマップ(小出川・千ノ川・駒寄川および内水版)」で、小出川・千ノ川等の洪水時の被害想定が確認できます。
詳しくは、「茅ヶ崎市洪水ハザードマップ(小出川・千ノ川・駒寄川および内水版)」をご覧ください。
各地区により、想定される被害の状況が異なります。「13地区の防災マップ」ページをご覧ください。
茅ヶ崎市の自然的条件・社会的条件
茅ヶ崎市の自然的条件
地形及び地質の状況
市は神奈川県のほぼ中央南部、相模湾に面し、東は藤沢市、西は相模川をはさんで平塚市、北は寒川町と隣接しています。
市域は海岸線から北部に広がり、南部の海岸と中部の平野は沖積層、北部のなだらかな丘陵地は洪積層の台地となっています。
北部丘陵地に源流を持つ千ノ川が北東から南西に流れ、寒川町境を流れる小出川と南西部で合流し、さらに相模川と合流して相模湾に注いでいます。
(1) 地形概要
本市の地形は、北部の丘陵地と相模川や小出川周辺の沖積低地、丘陵地から海岸まで広がる砂丘地帯の3つに大別されます。
丘陵地は、高座丘陵と呼ばれ、香川・甘沼・赤羽根以北の小出地区に位置しています。
比較的緩やかな丘陵面が広がっていますが、この台地を小出川や駒寄川などが浸食し、芹沢・行谷・堤・下寺尾などの谷戸をつくり出しています。
都市開発に伴い、一部の台地は切土され、谷戸は埋め立て等の人工改変により、元の地形が判別しがたくなっている箇所もあります。
沖積低地は、自然堤防と後背湿地に大別されます。自然堤防は、河川の洪水時に土砂が堆積してできた微高地で、河川に沿って平行に形成されています。
都市化が進行する前は、自然堤防上には小さな集落が列状に立地していました。
後背湿地は、自然堤防の外側に位置する1~2m程度低い土地であり、洪水時にあふれた水が川に戻れずに湿地化した部分です。水田・荒地・沼地でしたが、現在では多くの後背湿地が埋め立てられて、住宅地や工業地として利用されています。
砂丘地帯は、北部の丘陵地から海岸線までの約4kmにわたる地域に分布し、東西方向に6列の砂丘列が確認されています。国道1号・国道134号は、この砂丘の頂を結ぶように走っています。
茅ヶ崎のシンボル「えぼし岩」のある姥島の誕生は、300万年前から600万年前といわれています。
姥島周辺の地層は茅ヶ崎最古のもので、砂岩層と凝灰岩が縞をなしていて、海底に堆積した地層が隆起したものといわれています。昔のえぼし岩は、現在のものより先端部分がより烏帽子らしく西へ長く尾を引いていましたが、戦後、米軍の射撃訓練の標的にされ、その先端部分は焼失してしまいました。
(2) 地質概要
丘陵地は、通称赤土と呼ばれる関東ロ-ム層で地表が覆われ、赤羽根から芹沢にかけ約10m、県立茅ケ崎北陵高等学校付近では約15m程度の厚さが確認されています。関東ローム層の下部には、高座丘陵砂礫層や相模野礫層と呼ばれる砂礫層が堆積しています。
沖積低地の上部では、自然堤防には砂層が堆積し、後背湿地には粘土層が5~10m程度の厚さで分布しています。
砂丘地帯では砂が堆積し、砂丘高度は相模川西岸で6~9m、茅ヶ崎市で12m、藤沢市で25~32mと西側から東側にかけて高くなっています。砂丘の厚さも4.5~16mと西から東にかけて厚くなっています。
位置及び面積
位置 | 東経139°24′・北緯35°20′ |
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面積 | 35.76km2 |
距離 | 東西 6.94km、南北 7.60km |
茅ヶ崎市の社会的条件
人口
本市の人口は、令和2年2月1日現在241,886人であり、1k㎡当たりの人口密度は、およそ6,775.5人です。
土地利用状況
本市北部の丘陵地帯は、主に市街化調整区域で山林や畑が多く、県立公園や大学、ゴルフ場などにも利用されています。
鉄道は、東日本旅客鉄道株式会社東海道本線(以下「JR東海道線」という。)が市南部を東西に横切り、茅ヶ崎駅から北西に東日本旅客鉄道株式会社相模線(以下「JR相模線」という。)が伸びて市域に北茅ヶ崎駅と香川駅の2つの駅を有しています。
市中央部と南部は、住居系土地利用がほぼ全域にわたっており、茅ヶ崎駅周辺に商業系、国道1号沿いと市役所北側、西部の「萩園地区」に工業系があります。
市西部にみられる工業系は、茅ヶ崎寒川工業団地に至る産業道路沿いに展開しています。
建物状況
平成28年1月1日現在の本市の建物における木造・非木造建物の延床面積をみると、木造が5,746,434m2、非木造が4,955,500m2であり、木造率は建物全体の約53.7%となっています。(出典「第10回都市計画基礎調査」(茅ヶ崎市))
道路状況
市内の幹線道路としては、南部の海岸線に国道134号、市街地を通る国道1号、ほぼ市の中央部に新湘南国道及びさがみ縦貫道路が東西に走っています。国道1号以南は、古くからの市街地であり、地域内の道路は幅員が狭く非常に不整形な道路網を形成しています。
(以上 「茅ヶ崎市地域防災計画 地震災害対策計画 (令和2年2月) 茅ヶ崎市防災会議」より)