神奈川新聞に掲載されました

いざに備えよう マザーアース茅ケ崎

茅ケ崎市海岸地区の広域避難場所を守る活動で出会った女性10人が「暮らしを担う女性の視点や住民目線での防災を」と2018年に立ち上げた市認定の市民団体「マザーアース茅ケ崎」(同市)。

代表の山田秀砂(ひさ)さん(73)は防災士と自然災害危機管理士の資格を取得し、亀鶴綾子さん(50)ら仲間と活動する。「心も体も守れる愛ある実用的な避難」を命題に、災害時の子どもや高齢者ら災害弱者との避難方法のほか、日常生活上の安全など、災害以外の安全にも柔軟に取り組む。また地域の合同防災訓練での避難所開設なども企画する。

22年からは避難所でのペット同行避難に対応できる「ペット避難所管理リーダー」の育成を始めた。「時間をかけ本気で作った」教材では、3~1級の資格取得に厳格な基準を設け、獣医師などからの学習や、避難訓練などでの実践を必須にする。10月18日の防災訓練では「ペット避難の入所訓練」も予定し15人ほどの1級リーダーが参加する。